前の投稿の通り、第17回レスコン予選を通過して本選に出場しました。
1日目
1日目のファーストミッションでは2体のダミアンの救助搬送、1体のダミアンの救助をすることができました。
アーム機とベッド機のペアのほうはいつも通り家瓦礫の中のダミアンを救助することができましたが、いつもの床ダミアン上の瓦礫の位置が悪く、3号機でレスキューすることができず、アーム機で急遽救助することになってしまいました。
さらに、ベッド機で行っていた容態識別にかなり手間取ってしまい、時間がかかり搬送するまで時間がかかってしまいました。そのせいで高台のダミアンの救助要請が来なく、レスキューせずに手前で待っている無駄な時間が流れていたり、床ダミアンのレスキュー中アーム機のカメラだけでは瓦礫の様子が詳細までわからず、瓦礫をダミアンの上に倒してしまいイエローフラグになってしまったりしました。その瓦礫をどかすのにかなり時間がかかってしまい、搬送することをまでこぎつけることができませんでした。
かなりいろいろミスがあり完璧なレスキューができずファーストミッション突破とはなりませんでした。
2日目
セカンドミッションでは家瓦礫の中のダミアンはいつも通り救助できましたが、ベッド機につながっているジャッキの配線を切り離すのを忘れてそのまま引きずったまま帰ってしまったり、3号機の調子が悪く、機構の上昇機構が動かなかったり機構の前にあるカメラからの信号が来なくなったりしてしまい、床ダミアンの救助ができませんでした。
また2階のダミアンはアームでダミアンを抱きかかえるところまでできましたが、アームを制御しているマイコンがおそらくメモリリークを起こしてしまい落ちてアームが動かなくなってしまいレスキューまでこぎつけることができませんでした。
そのせいで得点が稼げず、セカンドミッションで落ちてしまい、ファイナルミッションい進むことができませんでした。
大学で個別に起こっていたバグ(しかも再現性がなく特定ができていなかった)がすべて試合中に起こってしまった感じでものすごく悔しかったです。
レスキュー前に出場を待つロボットと準備するミッションメンバー
ファイナルミッションに残ることができなかったので大きな賞をもらうことはできませんでしたが、レスキュー工学奨励賞をいただくことができました。来年はこの「奨励」の文字が「大」に変わるように頑張りたいと思います。
賞状
今年の機体の最終形態(大会直後)
私たちのチームのパドックには代わる代わる他チームからの質問が来ていたり、技術委員のヒアリングでもかなり驚かれたり、周りから高評価や期待されていてうれしかったです。特にアーム機のマスタースレーブやベッド機についているジャッキがかなりうけていたようです。
さらにおそらくマイコンを載せてロボットの姿勢制御させながら操縦していたのはうちのチームだけだったようでそれについての質問も多々受けました。(今年うまくいっていたし、審査委員長だった大阪大学の浅田先生が「テレオペと自律の融合をうまくしなけれないけない」とおっしゃっていたので来年増えそうです・・・・。)
すでに来年にむけて進んでいます。来年は大賞をとれるようにがんばりますので応援のほどよろしくお願いします。